年代を問わず、健康維持を常に心がけているという人が多いでしょう。
しかし、年齢を重ねるごとに体調不良が起こりやすくなります。
「若かったあの頃のように健康維持ができないものか…」とお悩みの方、実は日常生活を見直すだけでできるかもしれません。
今回は、健康維持のために続けたい生活習慣をご紹介いたします。

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健康維持のために続けたい生活習慣とは

文部科学省が、子供の生活習慣の改善のために制定した「健康の3原則」というものがあります。
 よく食べ(栄養のバランス)
 よく動き(適度の運動)
 よく眠る(適度な睡眠・休息)

この3つは、子供のために制定された3原則ですが、大人も見習うべきところがあるのではないでしょうか。
大人になると、忙しさからこれらのことが疎かになり、健康維持ができなくなるという人も多いでしょう。
健康維持のためには、これら3つの原則を日常生活にいかに取り込めるかが重要なポイントとなります。
それでは、健康維持の続けたい生活習慣を見て行きましょう。

バランスのとれた食事を摂取する

仕事で忙しい日々を過ごしていると、食事は外食か出来合い物のお弁当という人が多いのではないでしょうか。
また、子供が成人し家を出た後は、食事を頑張って作らなくなったというご家庭も多いと思います。

私たちの健康的な生命維持に必要な栄養素は6つ存在しています。
タンパク質や脂質・炭水化物はもちろん、ビタミンやミネラル・食物繊維を合わせた「六大栄養素」は、バランス良く摂取することで健康を維持することができるようになります。

≪六大栄養素の効果≫

 たんぱく質 … 筋肉や骨の材料となる
 脂質 … 体内に蓄えられ、生命維持のエネルギー源となる以外に、細胞膜や脳神経細胞・ホルモンの材料となります
 炭水化物 … 全身の細胞に取り込まれ、体や内臓などを動かすためのエネルギーとなります
 ビタミン … 体の機能を良くし、調子を整えます
 ミネラル … 体の各組織の材料となり、生理作用を調整します
 食物繊維 … 免疫力を高めたり、老廃物を体外に排出します

この六大栄養素のどれか一つが欠けることで、私たちは簡単に体調を崩してしまいます。
たまに外食や出来合いのお弁当を食べる程度なら問題ありませんが、基本的にはこれらの栄養を意識したバランスのとれた食事を自炊するようにしましょう。

適度な運動を毎日行う

健康維持には運動が必要だというのは、皆さんご存じですよね。
筋肉は使わなければどんどん衰えてしまいます。
筋肉が衰えてしまうことで、階段を上るだけですぐ脚が痛くなったり、何もないところで躓いてしまう原因になります。
また、運動不足は生活習慣病を引き起こす原因とも言われているので、毎日の生活に運動を意識してとり入れるようにしましょう。

例えば、いつもは車や自転車で行くスーパーに歩いて行く。
天気の良い日は、できるだけ散歩をするようにする。
エレベーターやエスカレーターを使用せず、階段を積極的に利用する等です。
できるだけ体を動かすことを意識するだけで、筋肉がしっかり機能するようになり、体がいつもより動きやすくなるのを感じてくるはずです。

良質な睡眠を心がける

バランスのとれた良い食事をとり、適度に運動を行った次は、適度に体を休ませる必要があります。
良質な睡眠をとることで成長ホルモンが分泌され、細胞の新陳代謝を促進することができます。

寝付きにくく、夜中に何度も起きてしまう人は熟睡できていないということになります。
寝る直前までテレビやスマートフォンなどを見るのは控えて、部屋の照明を暗くして睡眠環境を整えます。
また、人間は夕方にかけて副交感神経が優位になることがわかっているので、夜はなるべく静かに過ごすようにし、就寝時間までリラックスして過ごすようにしましょう。

まとめ

毎日の健康維持のために今日からできることは、バランスのとれた食事を摂取し、適度な運動と睡眠を心がけることです。
「簡単じゃないか」と思われるかもしれませんが、様々な要因から疎かになりやすいことでもあります。
年齢を感じ始めたり、体調を崩しやすくなったら、今回ご紹介した健康維持法を毎日の生活に取り入れるようにしましょう!