ある日突然、住居内で下水臭いニオイを感じた経験のある人も居るのではないでしょうか。
下水の悪臭は頭痛や吐き気などの体調不良を引き起こす危険があるため、下水臭いと感じたらすぐに原因を突き止める必要があります。

今回は、キッチン・風呂場・洗面台などで下水臭い時の対処法と排水溝の掃除方法についてご紹介いたします。

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下水臭い原因

キッチンや浴室・洗面台・トイレ・洗濯機置き場などには、排水溝が必ず設置されています。
髪の毛や調理の際に出たゴミなどが溜まりやすい場所なので、特にキッチンや浴室の排水溝は小まめに掃除をしているご家庭が多いですよね。
しかし、洗面所や洗濯機下の排水溝はどうでしょうか。

排水溝は、排水トラップ内の水によって下水から上がってくるニオイをせき止めることができます。
この水のことを「封水の水」とも呼び、この水が無ければ下水のニオイが住居内に侵入してきてしまいます。

封水の水は水を流す度に入れ変わるようにできていますが、長期間家を空けて水を流さなかった場合は、封水の水が蒸発してしまい、下水の水が住居内に侵入してきてしまいます。
また、排水トラップより前に水と一緒に流されたゴミが付着している場合は、それが原因で下水臭いニオイが発生している可能性があります。

家が下水臭い時の対処法・掃除方法

ある日突然「下水くさっ!」と感じた時は、排水溝の掃除が最も簡単な対処法です。
日ごろ小まめに掃除をしていても、排水トラップを外してまで掃除をしている人は少ないのではないでしょうか。
それでは、排水溝の基本的な掃除方法をご紹介いたします。

排水溝の基本的な掃除方法

1. ゴミ受けと排水トラップを外します
2. 割り箸にアルミホイルをくくりつけ、排水管に貼りついたゴミをこすりおとします
3. ある程度ゴミを落としたら、重曹をたっぷりと振りかけます
4. 3の上に酢を注ぎ入れ、シュワシュワ発泡させて汚れを浮き上がらせます
5. 10分程度放置したら、バケツに溜めたお湯(給湯の最大温度)を一気に流します
6. アルミホイルを小さく丸めたものをゴミ受けと排水トラップの間に入れることで、排水溝の汚れを防止することができます。

排水管にゴミが溜まっている場合

洗面台や浴室など、髪の毛など大きなゴミが排水管に直接入ってしまい詰まっている場合は、パイプユニッシュなど専用の溶剤を使用してゴミを溶かします。
また、柄の長いスクリュー型のブラシを使用すれば、直接ゴミを拾うことができます。

大きなゴミを排水管に流さないためには、ゴミ受けを設置するようにしましょう。

長期間家を空けていた場合

出張や海外旅行などで長期間家を空けていた場合は、封水の水が蒸発することで下水のニオイが上がってきている可能性があります。
この場合は、蛇口からしばらく水を流して封水の水を補充することで改善することがあります。

排水管が破損している場合

排水溝が汚れているのが原因ではなく、排水管そのものが原因の場合があります。
例えば、築年数が経過している住居の場合は、排水管も同様に経年劣化していることがあるため、破損などによって下水のニオイが住居内に侵入してきている場合があります。

この場合は、自力でどうにかしようとするとより悪化する可能性があるので、専門業者に依頼して見てもらうようにしましょう。
賃貸の場合は、管理事務所やオーナーに相談しましょう。

まとめ

突然家が下水臭くなった時は、封水の水が蒸発しているか、排水溝の汚れ・排水溝の破損が原因である可能性があります。
長期間家を空けていた場合は水をしばらく流し、それ以外の場合はとりあえず排水トラップを外してしっかりと掃除をしてみましょう。
それでも下水ニオイが上がってくる場合は、シンク下などの排水管を確認してみましょう。
排水管の破損などで、下水のニオイが漏れている可能性があります。

自分では対処できないと思ったら、無理をせず専門業者に依頼するようにしましょう!