自分や家族の将来のために貯金しているという人が多いと思いますが、貯金と貯蓄の違いをご存じですか?
ご自分に合った貯蓄方法で、万が一の時や老後に備えておくと安心ですよね。
今回は貯金と貯蓄の違いと、正しい貯蓄の方法をご紹介いたします。

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貯金と貯蓄の違い

「貯金」と「貯蓄」と言う言葉の違いをご存じでしょうか。
どちらかと言うと、「貯金」という言葉の方が親しみがあり、日常的に良く使用する人が多いと思います。
実は、「貯金」と「貯蓄」は厳密に言うと全く意味が異なります。

貯金の意味

私たちが生活でよく使用する「貯金」という言葉ですが、その意味は「お金を貯めること」「貯めたお金」のことを言います。
銀行や信用金庫・信用組合・労働金庫に預けたお金は「預金」と言われ、ゆうちょ銀行やJAバンク等に預けたお金は「貯金」と言います。

貯蓄の意味

お金を貯めることが貯金と言うなら、「貯蓄」はどのような意味になるのでしょうか。
実は、「貯蓄とは金融資産の総称」のことを言います。
例えば、積み立て式の保険や個人年金・株・投資信託、今話題の仮想通貨も「貯蓄」になります。

おすすめは「貯蓄」

日本では貯蓄より貯金のほうが積極的に行っている人が多い傾向にありますが、ただ貯金を行うだけではインフレが起こった時にお金の価値自体が下がってしまうリスクがあります。
そのため、貯金をしつつ現金以外の形で資産を残す“貯蓄”がおすすめです。

正しい貯蓄のやり方

「日本ではインフレは起こらない」と言われていますが、長い目で見れば少子高齢化による労働力不足によって、景気が悪化しても賃金が上昇し続ける時代が訪れる可能性があるため、インフレ圧力がかかり続けると言われています。
また、国債暴落や大震災などのリスクがあることから、銀行やゆうちょ銀行などにお金を預ける貯金だけでは心配だと感じている人が多いのではないでしょうか。
それでは、無理のない正しい貯蓄のやり方をご紹介いたします!

貯蓄の基準は月給1割、賞与2割

「元気に働けるうちに貯蓄しておこう」と、今やりたいことを我慢して、収入のほとんどを貯蓄していませんか?
貯蓄は月収の1割、賞与の2割できれば十分と言われているので、今自分が楽しみたいことを最優先に、ストレスのない範囲で貯蓄に励むようにしましょう。

≪貯蓄の目安≫

 一人暮らし … 月収の10%
 実家暮らし … 月収の30%
 子供が3歳以下 … 10%
 子供が小4~小6 … 8%
 子供が中学生 … 6%
 子供が高校生 … 3%
 子供が大学生 … ゼロ
 子供の大学卒業後  … 30%

貯蓄におすすめの方法

貯蓄の方法として、投資信託や株・金の購入などが挙げられますが、初心者におすすめの貯蓄方法は、おすすめは投資信託と株です。

投資信託や株はお金がかかるイメージですが、投資信託は毎月1万円から積み立てできるものや、株の場合は10万円以内で始められるものもあります。
また、株の場合は企業の決算時期にあたる権利確定日と呼ばれる日に株を保有していることで、配当金を受け取ることができます。
配当金だけでなく、株主優待がもらえる銘柄もあるので、両方もらえる株を保有することで利回りも高くなります。

無理のない金額から始める

何事も初めて行うことは勝手が分からないものです。
貯蓄は始める金額が大きくなることが多いので、まずは無理のない金額から始めるようにしましょう。
貯蓄にあてるお金は、夫婦の共有財産なら必ず夫婦間で相談するようにします。
また、副業を始めることで収入を2ヶ所から得ることができるので、本職の収入は生活費として使用し、副業の収入は貯蓄にあてるなどでやりくりすることもできます。

まとめ

年齢や性別を問わず、自分や家族に万が一の不幸があった時や老後の備えとして、貯金や貯蓄をしておきたいと思っている人がほとんどです。
「日本でインフラは起こらない」と言われていますが、長い目で見ればインフラが起こる可能性は否定しきれないのが現実です。
そのため、現金での貯金と併せて、株や投資信託で無理のない貯蓄を始めることをおすすめします。
より安心な資産を残す方法として貯蓄を考えられている人は、ぜひ参考にしてくださいね。