5年ごとに行われている国勢調査の結果、2015年には25歳~29歳の男性で4
人に3人、女性で5人に3人が未婚であることが分かりました。
1990年代には既婚者が多かった結婚適齢期の若者達ですが、現代では“生涯独身”を誓って悠々自適な生活を選択する若者が増えているようです。
そこで今回は、独身で生涯生きるのに必要な貯金金額の目安と、おすすめ貯蓄方法をご紹介いたします。

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若者が結婚しなくなった理由

筆者の5歳年上の姉は、生涯独身を誓った若者の一人です。
1990年代では25~29歳の若者は結婚している人の割合のほうが多かったのに、どうして現代の若者は結婚しなくなってしまったのでしょうか。
また、30~34歳の男女でも未婚率が高まっていることから、働き盛りの若者達の結婚離れが深刻化しているのが分かります。
彼らが結婚しなくなった理由は、主に以下の3つの理由が挙げられます。

≪結婚しない理由≫

1. 適当な相手にめぐりあわない
2. まだ独身を楽しみたい
3. 友人や知人が離婚していく姿を見て結婚したくなくなった

そもそも、現代の若者は忙しすぎるのではないでしょうか。
平日は仕事に追われ、残業で深夜まで仕事をし、翌朝はいつも通り出勤する。
これでは運命の人に出会うきっかけすら掴めません。
夫婦になったとしても、子供を作る時間もできず、お互いの心がすれ違い離婚してしまうのも納得です。

また、1990年代の若者と比べ賃金が下がったことや、サービス残業が多くなったなどが背景にあります。
お金と時間のない若者が、限られた自分の時間を誰にも縛られずに楽しみたいと願うのはごくごく自然なことなのではないでしょうか。

これらの理由を背景に、生涯独身を誓う若者が急増しています。
では、本来は夫婦で支え合うべき老後の資金や、住宅や車のローン、病気やケガへの備えは、生涯独身を誓ったらどれくらいあれば安心できるのでしょうか。

生涯独身を誓ったら始めたい将来への備え

厚生労働省によると、2035年の男性の未婚率は29.0%、女性の未婚率は19.2%に上ると予測されており、今後生涯独身を誓う人は増える見通しです。
一人で一生過ごすのなら、老後の蓄えやマイホームや車のローン、病気やケガなどの備えも一人で全て用意しておく必要があります。
一人で一生を過ごす場合、どれくらいのお金を貯めておけば良いのでしょうか。

年収の2割を貯金できるのが理想

例えば、会社員として65歳の定年まで働くとしたら、4,000~5,000万円を貯金や積み立て式の保険・公的年金などで貯めておけば安心と言われています。

これは、今勤めている会社の業績次第で減給されたり、最悪は会社が倒産するなどのリスクに備えるためとも言われています。
また、夫婦なら2人分もらえる公的年金が、独身者は当然1人分しか受け取ることができないため、様々なリスクや一人で安心して老後を迎えるために、年収の2割を貯金していくと安心です。

実際には年収の2割の貯蓄はかなりハード

現代の若者の給料は少なく、また古い世代の天下りなどで昇給する機会が減っている現状があります。
給料が低いのにサービス残業などでヘトヘトになるまで毎日働いていれば、必然的に生活費は高くつきます。
また、住まいが賃貸の場合は月々の家賃が毎月かかってくる以外に、車を購入すればローンも払っていかなければいけません。
独身を楽しむためには、必要な金額を貯蓄するのはなかなか難しい現実があります。

そこですすめたいのが投資です。
独身であれば、自分のお金を自由に使えるので、積極的に投資で資産を増やしていきましょう。
投資と言っても商品が数多く存在しますので、投資相談窓口で自分に合った投資を見つけると良いでしょう。

まとめ

様々な理由で、結婚をせず生涯一人で生きる道を選択する若者が増えています。
自分で稼いだお金を自由に使うことができる以外に、毎日を自分の好きなように過ごせるメリットがある半面、老後の蓄えやローンの支払いなどは全て自分一人で用意する必要があります。
年収の2割を貯金できるのが理想と言われていますが、現実は難しいものです。
そこで、自分のお金を自由に使える独身者は、積極的に投資で資産を増やしてみましょう!