主婦(主夫)の皆さん、毎日の家事は大変ですよね。
特に水回りの掃除にお困りだという人が多いのではないでしょうか。
しつこい汚れの上に、綺麗に掃除してもすぐにまた汚れてしまう水回りの掃除は、誰しもが憂鬱に感じています。
そこで今回は、水回りの掃除を楽にする掃除法をご紹介いたします!

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水回りの汚れベスト3!汚れ別に掃除してみよう

水回りの掃除と言っても、よく汚れを観察すると様々な汚れがあります。
これらの汚れは、それぞれ適した掃除法があるので、楽に水回りを掃除するためには、それぞれの汚れの弱点をよく把握するようにしましょう!

黒ズミ汚れ

便器の裏側や浴室のタイル目地・風呂のフタなどに良く見られる黒ズミ汚れの正体はカビです。
私達が何気なく過ごしている部屋の空気中にはカビが自由に浮遊しており、便器や浴室などで尿や垢などの付着した汚れをエサに黒ズミ汚れとなってしまいます。

厄介なのが、カビは菌糸と呼ばれる根を張って繁殖するため、表面の黒ズミ汚れだけを取り除いても、根が生きている限り再び繁殖します。

黒ずみ汚れはカビなので、市販のカビ取り剤が有効です。
カビ取り剤を使用する時はよく換気を行い、手袋やマスクを着用するようにしましょう。

赤カビ

浴室や排水溝などで見られるピンク色の汚れは、赤カビや赤シミと呼ばれています。
実はこの汚れはカビではなく細菌によって発生する汚れなので、黒ズミ汚れのようにカビ取り剤を使用しなくても取り除くことができます。

赤カビは中性洗剤で落とすことができるので、ブラシやスポンジでしっかりこするようにしましょう。
細菌が原因で繁殖するので、最後に熱湯をかけて消毒することで繁殖スピードを抑えることができます。

ヌメリ

排水溝や排水トラップなどにできやすい汚れです。
ヌメリも赤カビ同様に中性洗剤で落とすことができます。
臭いや汚れがしつこい場合は、キッチンハイターなどに浸けて消毒します

水回りの掃除を楽にする掃除法

水回りの掃除は乗り気になりませんよね。
つい後回しにしてしまい、気付いた頃には大変なことになっていたという人も多いのではないでしょうか。
それでは、水回りの掃除を楽にする掃除法をご紹介いたします!

排水溝の汚れは酢+重曹+熱湯を使う

排水溝の汚れは油や洗剤カスなどの汚れでヌメリが発生していることが多いですよね。
手を突っ込んでスポンジやブラシでこするのは正直気持ち悪い…。
そこで、排水溝のごみ受けやトラップを全て外し、排水溝を露出した状態で重曹をたっぷりとふりかけます。
そこに酢を重曹の1/3くらいかけて、しばらく放置しておきます。
重曹と酢が反応することで炭酸ガスが発生し、汚れを浮かせてくれます。

10分程度放置したら、ボウルやバケツに貯めた熱湯をかけて一気に流します。
これだけで十分綺麗になりますが、汚れが酷い場合は、割り箸の先にアルミホイルをくくり付けた棒であらかじめ大きな汚れをそぎ落としてから行いましょう。

排水溝のヌメリ予防には、丸めたアルミホイルをトラップとゴミ受けの間に入れておきます。
アルミホイルが水に濡れることで金属イオンが発生し、ヌメリの発生を予防してくれますよ!

カビ取りは片栗粉+キッチンハイター

市販のカビ取り剤を使う時に気になるのが、壁などにスプレーするとそのままダラダラ垂れてきてしまうことですよね。
案の定カビ取り剤が浸透しておらず、汚れはあまりとれていません。
そこでおすすめするのが、片栗粉とキッチンハイターを使った手作りカビ取り剤です。

市販のカビ取り剤もキッチンハイターも同じ塩素系漂白剤のため、キッチンハイターでもカビ取り効果が期待できます。
キッチンハイターで片栗粉を溶いて、カビに薄く塗りつけるだけでOK。
5分程度放置して、あとはお湯でしっかりと流します。
片栗粉が汚れをパックしてくれるので、短時間でカビをしっかりと取り除くことができます。

家庭用スチーマーを使用する

ケルヒャーなどの家庭用スチーマーで水回りを掃除すると、簡単に汚れを取り除くだけでなく、高温のスチームで汚れの元となる細菌も殺すことができるので、汚れ防止にもなります。

水回りの汚れを予防する方法

水回りは水分が多いので、どうしても汚れが発生しやすくなります。
そのため、なるべく水回りの換気や除湿を行うことで、汚れを発生しにくくすることができます。

入浴後は浴室の扉や窓を開け、換気扇を回すなどしてしっかりと湿気を逃がすようにしましょう。
キッチンや洗面台などを使用した後は、雑巾などで水気を拭き取るだけでも掃除の頻度を減らすことができます。

また、キッチンの排水溝に少量でも油を直接流すのは止め、キッチンペーパーに吸わせてゴミ箱に捨てるようにします。
油だけでなく、肉類を煮た煮汁や茹で汁なども排水溝の深いところで固まってしまい、最悪排水溝が詰まる原因になるので、油を多く含む汁物はこしてから排水溝に捨てるようにしましょう。

まとめ

水回りの掃除は、誰もが憂鬱ですよね。
しかし、汚れの特性を把握しておくことで、楽に掃除することができます。
水回りの掃除にお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した掃除法を試してみてくださいね!